Windowsとの違いをふまえたMacBook使用時のポイントを解説する
Windowsユーザーでもスムーズに『MacBook』が使い始められるよう、Mac使用時のポイントについて解説してゆきます。
▼この記事を書いたひと
フリーランスみやしも(@miyashimo_blog)です。プログラミングやWebサイト制作に関するITの情報を幅広くお届けしていきます。
スムーズにMacBookを使い始めるために
WindowsとMacでは、OS種類はおろかデバイスの仕様から大きく異なるため、PCの操作方法や使用感もおおきく変わってきます。
このためにも普段からWindowsを利用しているPCユーザーがはじめて『MacBook』などのApple製品に触れると、例えばポインターやファイル・フォルダ操作に違和感を覚えたり、初歩的な作業ですら出来ずに困惑する事があると思います。
そこで今回は、これからMacを使用しようと考えているWindowsユーザーに向け、最低限おさえておくべきMacBookの操作方法について、実際にMacBookPro13インチを購入した筆者の経験を交えつつ、詳しく解説してゆきます。
▼今回紹介する内容
- MacBook操作のポイント3つ
- Finderによるファイル・フォルダの操作方法
- その他の設定やツールの導入について
MacBook操作のポイント3つ
まずはじめに、MacBookを手にした方がもっとも早くに確認すべきであろう操作時のポイントについて、3つ解説します。
▼MacBook操作のポイント3つ
- スクロール操作
- 右クリック操作
- 英数・かな入力の切り替え
ポイント①Macのスクロール操作について
ひとつめは、Macにおけるスクロール操作について。
Windows・Macの違いに限らず、PC操作では頻繁に画面のスクロールをすると思いますが、Macでスクロールを行う場合は次のように操作をします。
上記のようにするとスクロールする事ができます。難しく考えずに『指2本』だけ意識すれば後はスマホなどの他のデバイスと似たような感覚で操作しやすいと思います。
また、Macにおけるポインタなどの操作全般は『トラックパッド』を使用した方法が一般的ですので、トラックパッドで利用できる『ジェスチャ』をあらかじめ予習しておくと、使い始めがよりスムーズになると思います。
▼Apple公式サイト
Mac-トラックパッドのジェスチャ※クリックすると別ウィンドウで開きます
ポイント②Macにおける右クリックについて
ふたつ目が、いわゆる『右クリック』にあたる操作について。
Windowsでは『右クリック』で何かしらメニューを表示させたり、ショートカットなどの操作をしていたと思いますが、Macには右クリックと呼ばれる概念はなく、トラックパッドやマウスなどの入力機器にもボタンはありません。
代わりに、Macでは次のように操作すればWindowsと同等の『右クリック』操作をすることが可能です。
ポイント③英数・かな入力の切り替え
みっつ目は、英数・かな入力の切り替えについて。
PCのキーボード入力操作においてよく行う英数入力とかな(日本語)入力の切り替えですが、MacBookの場合は次のように行います。
Windowsユーザーならつい左上に指が向かってしまいそうなところですが、MacBookの場合はスペースキーの両端にそれぞれのキーが配置されています。
そのほかWindows・Macにおけるキーの対応については、次の情報も参考になります。
▼Apple公式サイト
Apple-MacキーボードのWindowsキー※クリックすると別ウィンドウで開きます
アプリケーションのメニュー位置について
Macで使用するアプリケーションのメニューは、常にMacの画面上部にある『メニューバー』に反映されるようになっています。
例えば、WEBブラウザの『Chrome』を使用中ならメニューバーの内容もChromeのメニュー表示される。といった風に、使用中のアプリケーションに合わせて常に変化してゆきます。
一方でWindowsは、アプリケーションに関する操作は全てそのアプリケーションのウィンドウ内で行います。
この点はWindows・Macとで大きく異なりますので、実際にMacでアプリケーションを使用する際には注意してゆきましょう。その他Macのメニューバーの内容については、次の記事が参考になります。
▼Apple公式サイト
Apple-Macのメニューバーの内容※クリックすると別ウィンドウで開きます
ファイル・フォルダの扱い方について
パソコンを使用する際には、テキストや写真などのファイルを移動したり、フォルダに整理するといった『ファイル・フォルダ』に関する操作を多く行うと思います。
Macでは『Finder』を使用します
Macでフォルダの作成やファイルの移動などの作業をする際には『Finder』と呼ばれる標準のアプリを使用します。
『Finder(ファインダー)』はWindowsでいう『エクスプローラー』と同等の機能を提供しているものですが、その他にもインストールされているアプリケーションの一覧表示や管理を行うなど、単純なファイル操作のみならずMac本体のシステムと密接にかかわっています。
▼Finderの主な機能
- Macのファイル・フォルダ操作
- Macのアプリケーションの管理
ファイルの拡張子を表示させる方法
PCユーザーの方にはファイルの拡張子を表示させておきたいという方も多いと思いますが、Macの場合は次のようにすれば、拡張子を表示させることが出来ます。
▼Macでファイルの拡張子を表示させる方法
- 『Finder』を開いた状態で環境設定を開いて『詳細』をクリックする
- 『すべてのファイル名拡張子を表示』にチェックを入れる
以上の設定をすると、Finderで表示されるファイルに拡張子が表示される様になりました。
Windows・Macのファイルを同期する方法
Windows・Mac両方のPCユーザーであれば、それぞれのPCでファイルを同期させたい、といった方も多いと思いますが、おすすめは『Googleドライブ』や『Dropbox』などのクラウドストレージ利用した方法です。
僕の場合はGoogleドライブを利用していたので、『バックアップと同期』のアプリを利用してWindows・Mac間でのファイル同期を行いました。
▼Googleドライブはこちら
※クリックで別ウィンドウで開きます
使用方法はWindowsと同じでしたので、アプリのインストール後の設定は比較的スムーズに完了することが出来ました。
テキストファイルを作成する方法
MacBook上でかんたんなメモを残したいと思いテキストファイル(*.txt)を作成しようと思ったのですが、やり方が分からなかったので調べた内容を共有します。
Macで新規ファイルを作成する方法は?
Macにおける新規ファイルは、各アプリケーションで新規作成したファイルを保存して初めて作成される仕様となります。
Mac標準のエディターを使った方法
Macでは、標準のエディターである『テキストエディット』を使えばテキストファイルが作成できます。
▼テキストエディットの設定
- メニューの『フォーマット』から『標準テキストにする』を選択する
- テキストエディットの『環境設定』を開いて以下を設定する
①『新規書類』のタブを開いてフォーマットを『標準テキスト』を選択する
②『開く/保存』のタブを開いて『標準テキストファイルに拡張子”.txt”を追加』にチェック
以上を済ませた状態で『テキストエディット』で新規ファイルを作成すると、拡張子が『.txt』となったテキストファイルを作成することが出来ました。
この記事のまとめ
今回は、Windowsユーザーでもスムーズに『MacBook』が使い始められるよう、Mac使用時のポイントについて解説してきました。
いずれも些細ではありますが、ストレスフリーで新しいPCを使い始めるためにも、抑えておくべき情報だと感じています。