phpMyAdminのインストール方法や使い方を解説する

  • PR
  • ローカル開発環境
phpMyAdminのインストール方法や使い方を解説する

この記事ではデータベース管理ツール「phpMyAdmin」のインストール方法や使い方について解説します。この記事の内容は次の方におすすめできます。



▼この記事がおすすめの人

  • phpMyAdminのインストール方法や使い方を確認したい
  • プログラミングやWebサイト制作を学習している
  • データベースを使うローカル環境を構築している
この記事を読めばphpMyAdminの基本的な使い方が分かり、ローカル環境の構築や開発作業をスムーズに進めることができますよ。プログラミングやWebサイト制作について学習中の方はこの機会にぜひご覧ください。

▼この記事を書いたひと

フリーランスみやしも(@miyashimo_blog)です。プログラミングやWebサイト制作に関するITの情報を幅広くお届けしていきます。

phpMyAdminとは?

phpMyAdmin
phpMyAdmin

今回解説する「phpMyAdmin(ピーエイチピーマイアドミン)」はWebブラウザを通じてMySQLのデータベースが管理できるツールです。phpMyAdminは簡単に導入することができ、Webブラウザから手軽にデータベースが操作できるためプログラミングにおける幅広い目的で活用できます。



▼公式サイト

phpMyAdmin


phpMyAdminの特徴や機能

phpMyAdminは次のような特徴や機能を持っています。

機能 説明
データベース データベースの作成・削除などの操作が行えます。
テーブル テーブルの作成・変更・削除が行えます。テーブルに対するデータの挿入・編集・削除にも対応しています。
SQL SQLを実行することでデータベースやテーブルを操作できます。
インポート/エクスポート データベースのインポートやエクスポートにも対応しています。利用すればデータベースを移行したり、バックアップを取ることができます。
ユーザー ユーザーの作成・変更・削除が行えます。またアクセス権限を設定すればセキュリティの管理もできます。
上記の通りphpMyAdminはデータベースにおける標準的な操作に対応できます。プログラム開発にあたりデータベース管理ツールを探している方は利用を検討してみましょう。

phpMyAdminのインストール方法

phpMyAdminは動作環境としてPHP、Apache、MySQLが必要ですが、個人では次の様なローカル環境を構築できるソフトウェアを使うと導入がかんたんです。

ソフトウェア 説明

XAMPP

XAMPP(ザンプ)はローカル環境に必要なツールを一括して導入できるソフトウェアです。導入すればPHP・Apache・MySQLなどのツールを利用できる様になります。

MAMP

MAMP(マンプ)はXAMPPをMacに特化させたソフトウェアです。利用すればXAMPPと同様にPHP・Apache・MySQLなどのツールを一括して導入できます。

上記のソフトウェアなどローカル環境に関する全体的な情報から確認したいという方には次の記事もおすすめです。

レンタルサーバーでも利用できます

phpMyAdminはレンタルサーバーでも利用可能です。phpMyAdminが利用できるレンタルサーバーには例えば以下があります。



▼レンタルサーバー

レンタルサーバーを本番環境にする場合は、あらかじめ「phpMyAdmin」を使っておくとローカル環境から本番環境へのデータベースの移行がスムーズに行えます。phpMyAdminなどのデータベース管理ツールは移行方法も踏まえて検討すると良いでしょう。

phpMyAdminの使い方を解説

ここからは「phpMyAdmin」の使い方について解説を進めていきます。今回はもっとも基本的な次の機能について解説を行います。



▼解説内容

データベースの新規作成

phpMyAdminでデータベースを新規作成する場合は次の様に操作します。



▼操作手順

  1. 画面上部のメニュー[データベース]をクリック
  2. データベース名、照合順序を入力する
  3. 右側の[作成]をクリックする
phpMyAdminの使い方1
上記の操作を行うと新規データベースが作成され、以降は左側のツリーメニューから操作対象として選択できる様になります。

テーブルの作成・編集

新しいテーブルを作成する場合は次の様に操作します。



▼操作手順

  1. 作業するデータベースを選択する
  2. テーブル名・カラム数を入力して[作成]をクリック
  3. カラムの内容を入力して画面下の[保存する]をクリック
phpMyAdminの使い方2

以上の操作を行うと、続く画面でテーブルのカラムについて細かく定義できます。最後に画面下の[保存する]ボタンを押すとテーブルが作成できます。

phpMyAdminの使い方3

作成したテーブルの定義については[構造]のメニューから確認できます。

phpMyAdminの使い方4
テーブルの下部にある[変更][削除]のメニューを選択すれば、カラムの変更や削除も行うことができます。

テーブルに行を挿入する

テーブルに新しい行を挿入する場合は次の様に操作します。



▼操作手順

  1. テーブルを選択した状態で[挿入]をクリックする
  2. カラムごとに値を入力して[実行]をクリックする
phpMyAdminの使い方5

上記の操作を行うと、入力した内容に基づいた新しい行が挿入されます。

phpMyAdminの使い方6
上記の画面では複数の行を一度にまとめて挿入することも可能です。また実行結果の画面ではINSERT文も取得することができます。

SQLを実行する

phpMyAdminでSQLを実行するには次の様に操作します。



▼操作手順

  1. データベースを選択した状態で[SQL]をクリックする
  2. 画面に実行したいSQLを入力する
  3. 画面の下にある[実行]ボタンをクリックする
phpMyAdminの使い方7

以上の操作を行うと選択中のデータベースに対してSQLを実行できます。

phpMyAdminの使い方8
SQLは複数実行することができ、いずれも成否や時間などの結果について詳しく確認できます。沢山のデータをまとめて登録したい場合に活用してみましょう。

インポート・エクスポート

インポート・エクスポート機能を使えば他の環境のデータを取り込んだり、反対に自分のデータを他の環境に移すことができます。



インポートはファイルを選択して[インポート]ボタンを押すだけで実行できます。インポートにあたってはフォーマットやエンコーディングなどの指定も行えます。

インポート・エクスポート2

反対にエクスポートでは[エクスポート]ボタンを押すだけで出力されたファイルを入手できます。エクスポートも同様にフォーマットやエンコーディングの指定が行えます。

インポート・エクスポート3
インポート・エクスポートを使えばデータベースの移行やバックアップも簡単です。いずれもphpMyAdminの重要な機能なので使い方を覚えておきましょう。

この記事のまとめ

今回はデータベース管理ツール「phpMyAdmin」のインストール方法や使い方を解説しました。



▼公式サイト

phpMyAdmin



いずれもデータベースを使ったプログラム開発、WordPressを使ったウェブサイト制作などの目的でご活用いただきたい情報です。



このほか当ブログではローカル環境に関連する情報を多数掲載しています。あわせてご活用ください。



ローカル環境の関連記事を探す

今回は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!