フロントエンドとバックエンドの違いを解説する
この記事ではフロントエンドとバックエンドの違いについて解説します。この記事の内容は次の方におすすめです。
▼この記事で分かること
- フロントエンドとバックエンドの意味や役割
- フロントエンドとバックエンドの代表的な言語
▼この記事を書いたひと
フリーランスみやしも(@miyashimo_blog)です。プログラミングやWebサイト制作に関するITの情報を幅広くお届けしていきます。
フロントエンドとバックエンドの違いを解説
Webサービスやアプリなど多くのプログラム開発では、一般的に「フロントエンド」「バックエンド」という2つの分野に分かれて開発します。フロントエンドとバックエンドでは求められる役割や技術は異なりますが、両者が連携することで初めてサービスが機能します。
はじめにフロントエンドとバックエンドそれぞれの意味や役割について確認しましょう。
フロントエンドの意味や役割
フロントエンドはユーザーが直接目にするWebサイトやアプリの見た目や操作感を担う分野です。フロントエンドで使用する言語や役割、プログラムが実行される環境は以下の通り。
言語 | HTML、CSS、JavaScriptなど |
役割 | UI/UX、レイアウト、デザイン、アニメーションなど |
環境 | クライアントサイド(Webブラウザなど) |
人材 | フロントエンドエンジニア、UI/UXデザイナー、Webデザイナーなど |
フロントエンドは「Webブラウザ」などユーザーの環境で実行されるHTML・CSS・JavaScriptなどの言語を使って開発されます。言語が実行される環境のことはクライアントサイドとも呼びます。
ユーザーの目に触れるフロントエンドでは見栄えの良さや操作性に配慮した設計・実装が求められ、フロントエンドエンジニア、UI/UXデザイナー、Webデザイナーなどの人材が開発を行います。
バックエンドの意味や役割
バックエンドはユーザーからは直接見えない裏方の仕組みやデータの処理を担う分野です。バックエンドで使用する言語や役割、プログラムが実行される環境は以下の通り。
言語 | PHP、Ruby、Python、Javaなど |
役割 | データベース、ユーザー認証、サーバー設定、セキュリティ対策など |
環境 | Webサーバー、アプリケーションサーバーなど |
人材 | バックエンドエンジニアなど |
バックエンドはサーバー上で動作するPHPやRubyなどの言語や、MySQLなどのデータベースなどを組み合わせて構築されます。バックエンドを構築するサーバー側の全体を指してサーバーサイドと呼びます。
サーバーサイドではアプリケーションが正しく動作するようにプログラミング言語やデータベースを使ってロジックを実装する必要がありますが、バックエンドエンジニアなどの人材が中心になって開発を行います。
プログラミング言語の違い
フロントエンドとバックエンドでは開発で使用するプログラミング言語に違いがあります。ここでは各分野で扱う代表的な言語を紹介します。
フロントエンドで使う言語
フロントエンドで使用する言語には以下が代表的です。
▼言語
- HTML
- CSS
- JavaScript
HTMLはWebページの内容をタグや属性を使って定義するマークアップ言語です。CSSは文字の色や大きさ等を定義してWebページに装飾を加えるために使います。
またJavaScriptはブラウザ上で動作するプログラミング言語であり、Webページに視覚的な動きを加えたりバックエンドと通信するために使用します。
バックエンドで使う言語
バックエンドで使用する言語には以下が代表的です。
▼言語
- PHP
- Ruby
- Python
- Java
PHPやRubyは動的なWebページやウェブサイトの開発に適しています。PHPならLaravel、RubyならRuby on Railsなどフレームワークと組み合わせた開発が人気です。
Pythonは多目的に使える言語ですがデータサイエンスやAI/機械学習の分野で特に強いです。Javaはパフォーマンスに優れたオブジェクト指向言語として、例えば大規模な企業システムやWebサービスの開発で使われます。
この記事のまとめ
この記事ではフロントエンドとバックエンドの違いについて解説していきました。いずれもプログラミングなどの目的でご活用いただきたい情報です。
このほか当ブログではプログラミングで役立つ情報を多数掲載しています。あわせてご活用くださいませ。
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