【Adobe Stock】7万点の素材が無料に!サービス内容や使い方を解説する
1億5000万以上の素材がダウンロードできるストックフォトサービス『AdobeStock』 について、詳しく解説してゆきます。
▼この記事を書いたひと
フリーランスみやしも(@miyashimo_blog)です。プログラミングやWebサイト制作に関するITの情報を幅広くお届けしていきます。
Adobe Stockとは
『AdobeStock(アドビストック)』は、1億5000万以上の素材がダウンロードできるストックフォトサービスです。Photoshopなどでお馴染みの、Adobe社から提供されています。
Adobe Stockには写真・イラスト・動画・音楽・3Dデータといった様々な素材が用意されており、いずれも商用利用可能なライセンスとなります。
無料で提供されている素材もあることから、ブログやSNSなどの個人利用や、デザイン・広告といったビジネスへの利用まで、幅広い用途に利用ができるWEBサービスとなっています。
Adobe Stockの無料素材について
Adobe Stockで利用できる無料素材について解説してゆきます。
【2020年10月】7万点以上の素材が無料から利用可能に!!
参考情報 - ITmedia NEWS
これにより、AdobeStockに含まれる写真・イラスト・動画・音楽・3Dデータなどの7万点以上の素材が無料で利用できるほか、個人や法人を問わず商用利用が可能となりました。
Adobe Stockで無料素材を取得する方法
Adobe Stockで公開されている無料素材は、次のページから取得することが可能です。
▼公式サイト
無料素材・有料素材の違いについて
ここからは、Adobe Stockにおける無料素材と有料素材の違いや、活用ポイントを紹介してゆきます。
無料・有料素材の共通点
まず初めに、無料・有料の素材における共通点から確認しておきましょう。
▼無料・有料素材の共通点
- 写真やイラストのサイズ・解像度
- ダウンロードできるファイルの種類(psd・aiなど)
- 無料・有料を問わず商用利用ができる
上記のとおり、AdobeStockでダウンロードした素材の品質や性質はすべて同じということが分かります。
例えば、無料素材だからと言って、編集ソフトが限られてしまったり、解像度が小さすぎて使えない、といった事もありません。
無料・有料で違うこと
一方では、ダウンロードできる素材のクオリティや、点数の違いによる目的にあった素材の探しやすさ が、無料素材・有料素材における大きな違いとなります。
▼無料・有料の違い
- 素材のクオリティ:有料の方がクオリティが高い
- 素材の点数:有料=1億5000万点、無料=7万点
素材の上手な使い分け方
このうえで、Adobe Stockにおける無料素材・有料素材は次のように使い分けてゆくのがおススメです。
Adobe Stockの有料素材について
Adobe Stockで利用できる有料素材について解説してゆきます。
有料素材を購入する方法
無料で利用できる素材以外については、いずれも有料素材として購入する必要があります。
AdobeStockで有料素材を購入するには、AdobeIDの作成と次の2つのプランのいずれかを利用することで可能となります。
▼Adobe Stockのプラン2つ
- サブスクリプション
- クレジットパック
プラン①:サブスクリプション
まずは月額料金を支払う事で利用できる『サブスクリプション』について。
▼サブスクリプションの特徴
- 3,480円/月額で利用が可能
- 無償体験期間中は10点まで無料で取得できる
- 未使用のライセンスは最大120点まで繰り越し可能
- 通常ライセンスの素材のみ取得できる
サブスクリプションには年間プラン・月々プランといった支払方法の違いもあります。
この違いによって、月々で利用できる素材の点数と料金が変わってきます。
プラン②:クレジットパック
もう一つが、必要なときに必要な分だけ素材が購入できる『クレジットパック』について。
クレジットとは素材の購入に使える共通の通貨みたいなもので、Adobe Stockではクレジットを通して素材を取得する事もできます。
▼クレジットパックの特徴
- 5点(5,900円)~150点(120,000)からクレジットが購入できる
- 素材によって取得に必要なクレジット数が異なる
- 拡張ライセンスの素材も取得できる
クレジットパックでは、サブスクリプションでは取得が出来ないあらゆる素材の取得が可能ですが、そのぶん全体的な価格も高くなります。
また、クレジットには購入後6カ月の有効期限もあるため、利用の際には注意が必要となります。
有料プランの使い分け方
サブスクリプションとクレジットパックの特性をふまえて、それぞれのプランは次の様に使い分けてゆくのが良いと思います。
サブスクリプションの使い方
- 目的&用途:WEBサイト制作・ブログ運用など
- 使う素材:写真・イラスト・音楽・3Dモデルなど
- こんな人向き:定期的に素材が必要となる方
クレジットパックの使い方
- 目的&用途:WEBサイト・動画制作など
- 使う素材:写真・イラスト・音楽・3Dモデル・動画など
- こんな人向き:クオリティの高い素材を買いたい方
Adobe Stockのおススメな使い方
ここからは、Adobe Stockのおススメな利用方法について、筆者の利用ケースなども交えつつ、紹介をしてゆきます。また、結論としては次のような内容になります。
サブスクリプションがコスパ最高です
先にも述べたとおりAdobe Stockは『サブスクリプションの年間プラン(3,480円/月額)』での利用がもっともおススメです。
▼おすすめする理由
- 素材1点あたり348円で利用出来てコスパが良い
- 他のAdobe製品と連携して使うことで作業効率が上げられる
Adobe Stockは他の素材サービスのPIXTAや Shutterstockと比べても素材1点あたりのコスパが良いため、継続利用する方にとっては、もっともお得に利用ができる有料素材サービスということが言えます。
また、AdobeCCを通して他のAdobe製品と連携すれば作業効率を上げることも可能となるため、WEBデザインなどをするクリエイティブ職の方にとっては、料金以外のメリットも生まれます。
日本の写真も充実してきています
Adobe Stockは、他の有料素材サービスと比べて日本の人・風景の素材が少ないことが以前からデメリットとして挙げられていました。
しかし、最近ではずいぶんと写真も充実してきているため、『日本の人・風景の写真が使いたい』といった方にも安心して使える状況が整いつつあります。
筆者のAdobe Stockの利用状況
ところで僕は、次のような形でAdobe Stockを継続利用しています。
▼筆者のAdobe Stock利用状況
- サブスクリプションを利用中(3,480円/月額)
- 有料素材は主にWEBサイト制作・ブログ運用などの目的で利用している
- AdobeCCとあわせて契約しています
もともとはクライアントワークで必要となり契約しましたが、現在はこちらのブログ運用などのWEBコンテンツの制作でも利用しています。
次で紹介する方法でダウンロード数の節約などもしつつ、今のところは『10点の有料素材・3,480円/月額』というプラン内容で、過不足なくAdobe Stockが使い続けている状況です。
ダウンロード数を節約する方法
有料素材が月10点だけじゃ足りないよ!そんな風に思う方には、次の方法がダウンロード数の節約になります。
節約その1:無料素材サービスも有効活用する
無料素材サービスも有効活用してゆきましょう。
冒頭で登場したAdobe Stock - 無料素材ページ や、このほかO-DAN(オーダン)、ぱくたそなどは、いずれも素材探しで役立つWEBサービスです。
クライアントワークなどのクオリティが優先される場面では使いどころが限られますが、それ以外では無料素材で代用できるケースもけして少なくありません。
無料素材の使いどころを考えて作業をしてゆけば、ダウンロード数を節約しつつもクオリティの高いコンテンツの制作を行う、といったことが可能になります。
節約その2:画像素材を大量生産する方法
例えば上記の様なベクター素材を切り出して画像として保存すれば、ひとつの有料素材から複数の画像素材を作ることも可能です。
結果としてコスパ良く、品質の良い画像素材をたくさん用意することが出来ます。
この記事のまとめ
本記事では『AdobeStock』のサービス内容に始まり、無料・有料素材の違いなどを解説。
さらにはおススメの活用方法など、実際に使用している筆者の状況なども交えつつ詳しい解説を行いました。
▼本記事で解説した内容
- Adobe Stockとは
- Adobe Stockの無料素材について
- Adobe Stockの有料素材について
- Adobe Stockのおススメな使い方
Adobe Stockの利用には『Adobe ID』が必要ですが、7万点以上の素材を無料で利用できるため、初めて素材サイトを利用する方にもおススメです。
▼公式サイト